当社のMOイメージングプレートには、先回の事例で紹介した可視化された磁場が残留するタイプと、磁場が掛かったときにだけ可視化されるタイプがあります。
後者のタイプは、時間的に変化する磁場を観察するのに適しています。
今回は、磁場が印加されたときだけ可視化されるMOイメージングプレートを使用して、電流が流れる銅線の周りの磁場を可視化してみました。
写真の銅線には、一秒ごとにパルス電流が流れています。
動的磁場観察装置を使用して、TTLレベルの信号やホール素子の出力を外部トリガとして、その瞬間の磁場像を撮影します。
MOイメージングプレートを置いてみます。
銅線の周りの磁場が可視化されました。
MOイメージングプレートを動かすと・・・
銅線のある部分だけ磁場が可視化されており、先回の事例のように可視化された磁場が残留しません。
このように、MOイメージングプレートでは、動的に変化する磁場も可視化できます。
ご興味お持ちの方は、(株)オフダイアゴナルまでメールしてください。お待ちしております。
協力: 動的磁場観察装置の開発、ならびに、この観察に関しては、長岡市のH31年度ブランド化支援補助金の支援を受けています。